*08:27JST 米国とイランの代表団による交渉を見守る
9日の日本株市場は過熱感が警戒されてくる可能性もあり、買い一巡後は次第に膠着感が強まりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが1325ドル高、ナスダックは617ポイント高だった。米国とイランが即時停戦に合意したことを明らかにした。イランのアラグチ外相は2週間の間ホルムズ海峡の安全な航行が可能になるとSNSに投稿し、原油先物価格は1バレル=94ドル台に急落したほか、米長期金利の低下を受けて買い優勢の展開になった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比645円高の57075円。円相場は1ドル=158円50銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで57350円まで買われる場面もみられた。中盤以降は56600円~57100円辺りでの推移と膠着感が強まったが、57000円に乗せて終えている。ボリンジャーバンドの+2σを上回っての推移をみせており、前日の急騰に対する利益確定の売りが意識されつつも、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
イラン情勢を巡り2週間の停戦合意が発表された後も、各地で交戦が続いていると報じられている。アラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなど湾岸諸国にはイランからの攻撃があり、一部で被害が報告されているようである。米国とイランの代表団による交渉がパキスタンで現地時間11日午前中から行われると報じられるなかでは、この交渉の進展を見守ることになるだろう。
とはいえ、ホルムズ海峡の安全な航行が可能になるようだと、原油相場の下落に伴うエネルギーコストへの不安が後退するほか、サプライチェーンひっ迫への懸念が和らぐことになり、幅広い銘柄への物色が意識されそうである。前日に日経平均型のけん引していたアドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>はいずれも10%を超える上昇で一気に25日・75日線を上抜けている。3月以降の調整に対するトレンドが好転してくることで、修正リバウンドを意識した動きが期待されそうだ。
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