世相を映す住民トラブル(写真:イメージマート)
マンション、アパートといった集合住宅に長く住み続けるなら、近隣住民との関係性は重要だ。しかし近年はコミュニケーションが減少し、特に都会では10年住んでいても隣に誰が住んでいるのかよく知らないといったケースは多い。そうしたなかで起こる住民トラブルも、近年様変わりしているようだ。「これまで見たことがなかった」という、世相を反映するトラブルについて、住民たちが明かしてくれた。
共用スペースをリビング代わりに
「最近、住民の質が変わった」というのは、都心にあるタワーマンション在住のAさん(40代女性)だ。
「去年の夏頃から、明らかにおかしな世帯が引っ越してきたんです」(Aさん)
Aさん夫婦はマンションに住んで6年目。特にトラブルもなく、平穏に過ごしていた。
「私が住んでいるマンションは1階部分に共用スペースがあり、ゆったりとしたソファやテーブルがあります。商談程度ならそこで行えますし、友人との待ち合わせにも便利で、オートロックさえ抜ければマンション住民や関係者など、誰でも使えます」(前同)
共用スペースとはいえ、あくまでも一時的な利用を想定している場所。Aさんによれば、「最近新しく引っ越してきた住民が、プライベートスペースかのように利用している」ことに納得がいっていないという。
「住民の子供がソファに座って遊んでいるのをよく見かけるようになりました。別に誰にも迷惑をかけずにいるのなら微笑ましく聞こえるのですが、ポテトチップスのようなおやつを食べ散らかしながら騒ぎ、ソファの上をジャンプしたり寝転んだり。学校の課題らしきスケッチブックやノートを広げている光景もしょっちゅうです。子供だけのこともあれば親が一緒にいることもあり、親がいるときはさらにひどい。ウーバーイーツをそこに呼び、まるで自分の家のリビングのように使うんです。
他の住民たちとの間でもこの家族は話題になっていて、話を総合すると、どうやら、この地域の学校に子供を入学させるために引っ越してきた家族らしい。学校のために引っ越しとは現代風だなと思いましたが、実際のところは、子供3人を含め5人家族で住むには狭い部屋しか借りられず、エントランスで子供たちを遊ばせているようなんですよね……」(同前)
