*18:30JST 9日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反落、中東情勢の不透明感が残る
9日の中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比28.83ポイント(0.72%)安の3966.17ポイントで引けた。
前日に急伸した反動から利益確定売りが優勢となったほか、米国とイランの停戦合意後も中東情勢の不透明感が残り、投資家心理の重荷となった。保険や証券など金融株の下げが指数を押し下げ、相場は終日軟調に推移した。一方で市場全体は大きく崩れる展開には至らず、地政学リスクへの警戒と冷静な見方が交錯する中での下落となった。
上海総合指数の構成銘柄では、機械・インフラ関連やエネルギーに売りが広がった。江陰恒潤重工(603985/SH)が7.4%安、中国鉄路鉄龍(600125/SH)が7.0%安、華電遼寧能源(600396/SH)が6.5%安、湖南百利工程(603959/SH)が6.3%安などが下落した。前日の急伸の反動による利益確定売りが主導し、幅広い景気敏感株に売りが及んだ。
また、化学・医薬関連もさえない。人民同泰(600829/SH)が5.2%安、江蘇南方医療(603880/SH)が5.1%安も軟調だった。また、元利化学(603217/SH)が5.1%安、青海春天医薬(600381/SH)が5.0%安、黒竜江珍宝島医薬(603567/SH)が5.1%安などが下落し、ディフェンシブ性のある医薬株にも売りが波及した。中東情勢を巡る不透明感が残っていることが投資家心理を冷やし、保険や証券などもリスク回避姿勢が強まった。
反面、不動産や消費、ハイテク関連の一角には買いが集まった。華遠地産(600743/SH)が10.1%高、哈森商貿(603958/SH)が10.0%高、華建集団(600629/SH)が10.0%高、新華文軒(601811/SH)が10.0%高、彩虹顕示器件(600707/SH)が10.0%高などが上昇した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント(0.06%)安の265.42ポイント、深センB株指数が9.17ポイント(0.76%)安の1190.51ポイントで終了した。
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