今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが4月13日~4月17日のドル円相場の見通しを解説する。
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今週のドル円は伸び悩みか。中東紛争は不透明感を深め、有事のドル買いやインフレにらみのドル買いは継続する見通し。ただ、1ドル=160円台で日本の為替介入が想定され、円売りは縮小しそうだ。米国とイランはパキスタンの仲介で停戦に合意したが、イスラエルはレバノンで活動するイラン支援の武装組織ヒズボラへの攻撃を継続。週末の米国とイランの和平協議で進展がなければ、引き続き戦況悪化が懸念される。原油相場は一時下落したものの、再び高値圏に浮上。高止まりが続く場合には、インフレを意識したドル高・円安の流れは変わらないだろう。
ただ、今週は米地区連銀経済報告、4月NY連銀製造業景況指数、4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が注目される。これらの重要経済指標から原油高の影響が示され米国経済の減速懸念が強まれば、ドル買いは後退しよう。一方、今月末の開催の日本銀行金融政策決定会合の期待は高まっておらず、円売りに振れやすい地合いが続く。半面、ドル・円は160円以上の水準での為替介入が警戒され、過度な円売りが縮小すれば引き続き上値の重さが意識されそうだ。
【米・4月NY連銀製造業景気指数】(15日発表予定)
15日発表の4月NY連銀製造業景気指数は前回実績の-0.2を下回った場合、インフレ持続に対する懸念が高まり、ドル売り材料となる可能性がある。
【米・4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数】(16日発表予定)
16日発表の4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は前回の18.1から改善すればドル買い先行。ただ、内容が低調なら、スタグフレーション懸念のドル売り材料に。
