*13:18JST ミライアル株式会社:2026年1月期通期決算説明会文字起こし(8)
ミライアル<4238>
★質問
2028年(2029年1月期)を最終年度とする中期成長戦略の数値目標について伺います。売上高239億円の達成に向けた成長シナリオとして、「既存事業の収益強化」と「新たな収益源の創出」のそれぞれの寄与度について、概算で結構ですので現時点でのイメージをご教示ください。
■ミライアル 兵部
非常に重要な、かつ現時点では判断の難しいご質問でございます。
現時点での考え方といたしましては、既存ビジネスの成長によって積み上げられる部分を確認し、目標との間に生じる差分については、新規事業によって埋め合わせをしていくという構成になると考えております。
既存ビジネスを今後どこまで伸ばせるかという詳細な点については、現在まさに検証を進めている途上であり、明確な内訳数値を申し上げることは現段階では困難です。しかしながら、今後3年間のなかでFOSB、FOUPともに市場は伸びていくと見ております。また、高機能樹脂製品に関しましても、半導体業界のみならず他分野への展開を強化してまいります。まずはこれら3つの主要製品群において、最大限の成長を追求してまいる所存です。
その上で、目標達成に不足する部分については、M&Aや研究開発を通じた新規事業開発によって補完してまいります。現在の市況に鑑みても中期経営計画の目標数値を変更していないことは、私たちの意志の表れでもあります。目標達成に向けて着実に歩みを進めていくとともに、現時点では決して到達不可能な数字ではないと認識しております。
直接的な内訳の回答とならず恐縮ではございますが、現時点での当社の考えとしてご理解賜れば幸いです。ありがとうございます。
★質問
今後の成長ドライバーとなる「高機能樹脂製品」について、市場環境や貴社の競争優位性をどのように捉えておられるかご教示ください。
■ミライアル 兵部
まず大前提として、当社がすでに深い知見を持つ既存マーケットをさらに深掘りし、強化していくことが重要だと考えております。半導体業界において、これまでにない新たな製品を創出していくことが第一のステップです。
当社の競争優位性についてですが、私たちは60年前の創業当時から「フッ素樹脂」の成形加工に携わってまいりました。ご承知の通り、フッ素樹脂は半導体製造プロセスにおいて不可欠な素材であり、非常に多くの競合他社が存在する分野でもあります。しかし、当社は創業時から積み上げてきた独自の技術ノウハウを持っており、この分野には非常に高い親和性と強みを有しております。これらをさらに強化し、高度化する市場ニーズに応えていく方針です。
具体的な優位性の一例を挙げますと、射出成形技術がございます。一般的な樹脂成形は多くの企業が手掛けておりますが、非常に大型の製品を射出成形で製造するには、極めて高度な技術が必要となります。当社は世界最大級の製品を製造できる大型成形機と、それを操る技術を保有しており、フッ素樹脂の成形品に関しては、世界でも類を見ない規模の製品を製造できる体制を整えております。
競合の多い分野ではございますが、当社は単なる価格競争に挑むのではなく、「ミライアルにしかできない」大型射出成形品や、他社には真似できない特殊な領域に特化してまいります。付加価値の高い製品をご提供することで、収益と利益を共に高めていくビジネスモデルを構築していきたいと考えております。
以上、ご回答申し上げます。
●司会
ご質問いただき、誠にありがとうございました。
それでは、定刻となりましたので、以上をもちましてミライアル株式会社 2026年1月期決算説明会を終了させていただきます。
本日はご多忙の中、最後までご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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