*08:40JST TOPIX型へのリバランスが強まる
8日の日本株市場は、半導体やAI関連株への持ち高圧縮の動きが強まるなかで、投資家心理の悪化が警戒されそうだ。5日の米国市場はNYダウが695ドル安、ナスダックは1121ポイント安だった。5月の雇用統計が労働市場の強さを示したため、米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げを警戒した売りが強まった。金利先高観のほか、スペースXのIPOを控えていることもあって、ハイテク株には利益確定の売りが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比2645円安の64025円。円相場は1ドル=160円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで63500円まで下落幅を広げる場面もみられ、これまでのボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジを明確に下抜け、25日線水準まで下落した。同線が支持線として意識される一方で、半導体やAI関連株への持ち高解消の動きによって下へのバイアスが強まりやすく、先物市場ではヘッジ対応の売りが強まる可能性はありそうだ。
5日の日経平均株価は一時66000円を割り込む場面もみられ、882円安の66588円で終えた。ただ、大きく下落したものの、東証プライムの7割を超える銘柄が上昇していた。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を大きく下押すなかで、内需関連などTOPIX型へのリバランスが強まる可能性はあるだろう。NT倍率
(日経平均株価÷TOPIX)は3日に17.15倍まで上昇した後は、5日には16.75倍まで低下する場面もみられた。もう一段の低下が見込まれなか、NTショートでのスプレッド狙いの動きなども先物市場で意識されそうである。
まずは半導体やAI関連株の売り一巡後の底堅さを見極めることになるだろう。ソフトバンクG<9984>やキオクシアHD<285A>辺りが売り一巡後に底堅さみせてくるようだと、リバウンド機運が高まる可能性はありそうだ。もっとも、売り一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、戻り待ち狙いの売り圧力が強まることになるだろう。週末には先物・オプション特別清算指数算出を控えているなかで、週初から大きな変動をみせてくることで、先物市場での荒い値動きには注意しておきたい。
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