*12:47JST STG Research Memo(7):成長投資を優先も、配当性向20%程度と安定配当は維持
■株主還元策
STG<5858>は、株主に対する利益還元を経営の重要課題と認識している。ただし、現状は成長途上にあるとの認識から、企業価値の継続的な拡大を図るために、経営基盤の強化及び将来の事業展開に必要な内部留保の充実を優先している。配当政策は、必要な内部留保を確保しつつ、毎期の利益水準を勘案したうえで、安定した配当の継続を基本方針としている。
普通株式に関する直近の還元動向を見ると、2025年3月期の期末配当は2025年4月1日付で実施した株式分割後の金額で1株当たり17.5円を実施した。2026年3月期については株式分割後の金額で1株当たり20.0円(前期比2.5円増)の配当を実施した。2027年3月期についても、1株当たり20.0円の配当を予定している。同社は、中長期的に配当性向の目標を20%程度とするなかで、利益成長に合わせた増配を目指している。
また、成長戦略のための資金調達手段として発行されたA種優先株式(2025年6月30日発行)については、優先配当率が固定されており(年率6.3%)、普通株式のような増減配は行われない構造となっている。当該優先株式の1株当たり配当金は、2026年3月期の実績が47,465.75円、2027年3月期の予想は63,000.00円である。この優先株式は、普通株式への転換価格を上場来高値よりも高い1株2,500円に設定することで、既存株主の株式価値の希薄化抑制に極力配慮した設計となっている。
今後の株主還元については、さらなる株式分割や株主優待制度等による利益還元についても検討している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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