*07:43JST NYの視点:米7月雇用統計の先行指標は鈍化示唆、雇用削減は限定的
米労働省が発表する7月雇用統計の失業率は4.2%で6月と同水準を維持する見込みとなっている。また、非農業部門雇用者数は前月比+8万人と、+5.7万人から伸びが拡大する見込みで、労働市場の底堅さが示されると予想されている。
先行指標のひとつ米民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計は+4.4万人と、予想以上に前月から伸びが鈍化し1月来で最低となった。全米の製造業活動を示すISM製造業指数の7月分の雇用は2022年8月来で最高となったが、米国経済の7割を消費が占めるためより注目が集まるISM非製造業雇用の7月雇用は47.4と、予想外に再び活動縮小圏となる50割れに落ち込み、3月来で最低となった。JOLT求人件数の最新6月分は735.9万件と、5月753.7万件から減少した。予想も下回り、3月来で最低となった。
エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視しているコンファレンスボードの消費者信頼感指数での雇用が「十分」24.6と「困難」21.5の差は3.1。6月3.8からさらに悪化し、2021年2月来で最低となり、雇用を得るのが一段と困難となったことが明かになった。連邦準備制度理事会(FRB)関係者や市場関係者の見解に反し、消費者の労働市場への見解はそれほど強くないことが証明された。
新規失業保険申請件数は雇用削減が引き続き限定的である事を示している。一方で、労働市場の減速の傾向も多く見られ、雇用統計が予想外に減速傾向を証明すると、過剰な利上げ観測を受けたドル買いが後退することになる。
■7月雇用統計先行指標
●ISM製造業雇用:52.8(予想50.0、6月49.7)
●ISM非製造業雇用:47.4(予想51.2、6月51.2)
●ADP雇用統計:+4.4万人(予想:+6.5万人、6月:+9.5万人←+9.8万人)
●6月JOLT求人:735.9万件(5月753.7万件)
●新規失業保険申請件数
7/25:197000
7/18:188000
7/11:209000
継続受給者
7/18:1782000
7/11:1789000
7/4:1798000
●米雇用統計予想
失業率:4.2%(6月4.2%)
非農業部門雇用者数:+8万人(+5.7万人)
平均時給:前月比+0.3%(+0.3%)、前年比+3.5%(+3.5%)
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