*07:34JST 10日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、インフレ加速で金利高を警戒
■NY株式:米国株式市場は続落、インフレ加速で金利高を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は316.56ドル安の52064.10ドル、ナスダックは171.61ポイント安の26081.73で取引を終了した。
対イラン紛争長期化懸念、サウジアラビアの8月原油生産が1990年来の低水準に急減した事が報じられ、原油価格が続伸したことが警戒され、寄り付き後、下落。生産者物価(PPI)の加速や財務省による長期債買い戻し拡大プログラムで購入額が上限に満たず金利が一段と上昇するに連れ、株式相場も売りに拍車がかかった。終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、電気通信サービスが上昇した一方、半導体・同製造装置、不動産管理・開発が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は初となる折りたたみ式アイフォーン「デユオ」が「アップルウォッチ」以来の新しいハードウエアとなり売り上げに貢献するとアナリストが期待感を示し、上昇。住宅建設会社のDRホートン(DHI)、レナー(LEN)などは国内30年物固定住宅ローン金利が7%台に達したほか、低調な中古住宅販売件数を受け、それぞれ下落。百貨店メーシーズ(M)は第2四半期決算で調整後の一株当たり利益が予想を上回ったが、第3四半期の見通しが予想を下回り、売られた。
ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は取引終了後に四半期決算を発表。売上高が予想を上回ったが、見通しが期待に満たず、時間外取引で売られている。クラウドテクノロジー会社のオラクル(ORCL)は第1四半期決算で人工知能(AI)データセンター需要増により、予想を上回る結果を好感し、買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:サウジアラビアが「前月の生産が1990年来で最低とOPECに報告」との報道
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円67銭まで上昇後、153円85銭まで反落し、再び154円43銭へ戻し引けた。
サウジアラビアが「前月の生産が1990年来で最低とOPECに報告」との報道で原油価格が急伸したほか、米8月生産者物価指数(PPI)で伸びが加速し長期金利上昇に伴うドル買いが加速した。米財務省の長期債買戻し拡大規模が最終的に51.9億ドルとなり、60億ドルに満たず、失望感に米国債相場が続落しドル買いをさらに支援。
ユーロ・ドルは1.1592ドルへ下落後、1.1631ドルまで上昇し、1.1609ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)が定例理事会でインフレリスクの上昇を受け市場の予想通り利上げを決定し、ユーロ買いが優勢となった。
ユーロ・円は179円48銭へ上昇後、178円75銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3491ドルへ下落後、1.3534ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8147フランへ上昇後、0.8108フランまで反落した。
■NY原油:8営業日続伸、米イランの報復応酬で節目の100ドルを突破
9月10日のNY原油先物10月限は8営業日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+6.98ドル(+7.27%)の103.03ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは95.39-103.06ドル。米国とイランの報復の応酬がホルムズ海峡周辺の供給リスク懸念を一段と高め、タンカーの安全確保や地域の供給寸断への警戒が急速に強まった。買いが膨らんで節目の100ドルを突破し、103.06ドルまで上昇した。通常取引終了後の時間外取引では主に103ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 62.56ドル -0.11ドル(-0.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 212.66ドル -2.69ドル(-1.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)1019.77ドル -9.01ドル(-0.87%)
インテル(INTC) 100.32ドル -5.92ドル(-5.57%)
アップル(AAPL) 326.57ドル +11.23ドル(+3.56%)
アルファベット(GOOG) 330.39ドル +2.01ドル(+0.61%)
メタ(META) 644.38ドル -9.31ドル(-1.42%)
キャタピラー(CAT) 805.00ドル -10.56ドル(-1.29%)
アルコア(AA) 48.30ドル -2.43ドル(-4.79%)
ウォルマート(WMT) 105.73ドル -0.10ドル(-0.09%)
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