*14:16JST はてな---26年7月期減収なるも、マンガビューワ「GigaViewer」搭載の案件は拡大
はてな<3930>は11日、2026年7月期決算を発表した。売上高が前期比3.9%減の36.47億円、営業利益が同48.9%減の1.73億円、経常利益が同69.5%減の1.03億円、当期純損失が9.95億円(前期は2.30億円の利益)となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は前期比2.1%減の27.80億円となった。受託サービスについては、前年同期と比べ大型の受託開発案件で成果物の納品が少なく、一過性の開発売上が減少した。保守運用サービスも、マンガビューワ「GigaViewer」搭載の案件は拡大している一方、レベニューシェア(広告・課金収益など)はボラティリティが大きい結果となった。成長を続ける電子コミック市場において、マンガビューワ「GigaViewer for Web」・「GigaViewer for Apps」の利便性や広告運用を含めたソリューションは、顧客から評価され、多くのシェアを有している。加えて、デジタル広告のあらゆる工程をワンストップで支援するサービス「Comic Growth powered by GigaViewer」を本格始動させ、支援範囲の拡大を進めている。サーバー監視サービス「Mackerel(マカレル)」については、その役割をサーバー監視のみならず、アプリケーションソフトウェアも含めたシステム全体に対するオブザーバビリティプラットフォームに拡大すべく開発を進め、2025年5月よりアプリケーション・パフォーマンス・モニタリング(APM)機能を正式リリースし、拡販を進めている。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同12.7%減の5.41億円となった。デジタルマーケティングを目的としたオウンドメディアの開設が普及し、企業がWebサイトを保有することはスタンダードとなったが、一部の個別案件において、広告・マーケティング予算が縮減されたことによる広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らず、「はてなCMS」の運用数合計は147件(前年同期比5件の減少)となった。AIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta(トイッタ)」は、生成AIを活用してインタビュー内容を的確かつ安価に整理・共有できるようになると多くの顧客候補から高い評価を受けている。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は同2.8%減の3.19億円となった。ユーザーがコンテンツを発信、拡散するUGCサービスとして、「はてなブログ」「はてなブックマーク」などのサービスを展開している。 主力サービス「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、「個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、「はてなブログPro」の契約件数が減少したことや、広告単価の下落傾向が依然として継続していることもあり、課金売上は低調に推移した。しかし、テーマ別のコミュニティである「パーク」上で、話題・トピックに沿った体験や情報、意見を共有・交換する場を提供する新サービス「はてなパークス」を2026年8月に正式リリースした。アドネットワーク広告については、広告単価の下落などを主な要因として売上は伸び悩んだ。
2027年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比8.8%増の39.68億円、営業利益が同7.9%減の1.59億円、経常利益が同17.3%増の1.21億円、当期純利益が1.17億円を見込んでいる。
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