*07:32JST NYの視点:米9月雇用統計:先行指標は強弱まちまち、10月利上げの可能性は結果次第か
米労働省が発表する9月雇用統計で、市場エコノミストは失業率4.1%と、8月と同水準を維持すると予想している。非農業部門雇用者数は+9.0万人と、+16.2万人から伸び鈍化、平均時給は前月比+0.3%(+0.3%)、前年比では+3.1%(+3.5%)から鈍化する見込み。
雇用統計の先行指標のひとつ米民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計は前月比+9.0万人となった。8月+3.6万人から伸びが加速し、6月以来で最高となった。全米の製造業活動を示すISM製造業指数の最新8月分雇用は51.2と、7月52.8から低下したものの、拡大と縮小の境目となる50を2カ月連続で上回った。一方、ISM非製造業雇用は47.8と、7月47.4に続き2カ月連続で50割れで縮小圏で冴えない。米国経済の7割を消費が占めるため、雇用統計での雇用の低迷が想定される。
その他の先行指標となるJOLT求人件数の最新8月分は735.9万件と、5月753.7万件から減少した。3月来で最低となった。また、9月消費者信頼感指数で、エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用「十分」23.6と「困難」21.9の差は1.7と5年半ぶりの低水準に落ち込んだことも労働市場の弱さを示唆した。
ADPに加え、新規失業保険申請件数は雇用削減が引き続き限定的である事を示している。9月雇用統計で労働市場の減速の兆候が示されると、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での据え置き観測が強まり、ドル買いが後退する可能性がある。
■9月雇用統計先行指標
●8月ISM製造業雇用:51.2(予想52.5、7月52.8)
●8月ISM非製造業雇用:47.8(予想48.3、7月47.4)
●9月ADP雇用統計:+9.0万人(予想:+7.5万人、8月:+3.6万人←+3.8万人)
●8月JOLT求人:707.9万件(7月733.5万件)
●9月消費者信頼感指数
雇用
十分:23.6
不十分:54.5
困難:21.9
雇用「十分」23.6と「困難」21.9:1.7(4.2)
●新規失業保険申請件数
9/19:19.7万人
継続受給者
9/12:171.9万人
●米雇用統計予想
失業率:4.1%(8月4.1%)
非農業部門雇用者数:+9.0万人(+16.2万人)
平均時給:前月比+0.3%(+0.3%)、前年比+3.1%(+3.5%)
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