先週の日経平均は前週末比2631.13円安
投資情報会社・フィスコが、株式市場の10月19日~23日の動きを振り返りつつ、10月26日~30日の相場見通しを解説する。
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先週の日経平均は前週末比2631.13円安(-4.0%)の62693.16円で取引を終了した。週前半は、外部環境の不透明感が増す中も底堅い動きとなった。週初は、米コアウィーブがあらためて急落したことで人工知能(AI)過剰投資への懸念が再燃したほか、原油先物相場の下落も重なり売りが先行、ただし安値圏からは下げ渋った。その後もAI関連株の不安定な動きは続いたが、週央にかけては米スペースXの好決算が国内AI・半導体関連株に波及する場面も見られた。
週後半にかけてはAI・半導体関連を中心に下げ幅を広げる動きとなった。米国では、半導体製造装置のラムリサーチが決算発表後に時間外取引で下落したほか、メタプラットフォームズもキャッシュフローが赤字転落となり、AI過剰投資への警戒感につながった。22日の日経平均は前日比1713円と大幅安となる。週末23日にも一時1445円安となり、9月14日の安値を割り込んで、7月30日以来の安値水準まで下落した。ただ、同日は時間外での米国株の戻りが鈍い中でも安値水準から大きく下げ渋って取引を終えている。
今週は日米欧で金融政策イベントが開催されるほか、米国では主要企業の決算発表が佳境を迎え、国内でも7-9月期の決算発表が本格化する。非常にイベントが多く、少なくとも全体相場の方向性が定まるような展開にはなりにくいと考えられる。ちなみに、来週には米中間選挙も予定されている状況にある。とりわけ、米メタが決算発表後に大きく売り込まれていることからも、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンなどの決算内容、設備投資計画に関心が高まる公算で、これらはAI関連株の動きを通して、全体相場の行方を左右するものとなる可能性もある。決算数値への期待感が高まっていること、競合との比較から考えて投資の抑制策を取りにくいこと、さらには米中間選挙の結果次第ではAI開発抑制の機運が強まる余地があることなどから、やや慎重な見方を先行させたいと判断する。
