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FiscoNews

【注目トピックス 経済総合】SEI:マイケル・J・グリーン博士の会長就任披露夕食会を開催、政府・防衛関係者ら78名が出席

*10:49JST SEI:マイケル・J・グリーン博士の会長就任披露夕食会を開催、政府・防衛関係者ら78名が出席
一般財団法人セキュリティ・エッジ・イニシアティブ(SEI、代表理事:船橋洋一)は10月25日、オークラ東京において、2027年1月1日付で同財団の会長に就任するマイケル・J・グリーン博士の就任披露夕食会を開催した。日本政府、国会、外交・安全保障政策コミュニティ、研究機関、防衛産業、先端技術分野、報道機関などから78名が出席した。

グリーン博士は米国家安全保障会議(NSC)アジア担当上級部長などを歴任し、現在はシドニー大学・米国研究センターの最高経営責任者(CEO)を務める。長年にわたり米国のインド太平洋政策と日米同盟の発展に関与してきた、安全保障分野を代表する研究者・戦略家である。

会は船橋代表理事によるグリーン博士の紹介で始まった。グリーン博士は挨拶で、中国による東シナ海・南シナ海での現状変更の試み、台湾海峡の緊張、ロシアのウクライナ侵略、北朝鮮の核・ミサイル開発に触れ、日米同盟の重要性はかつてないほど高まっていると強調した。そのうえで、2027年7月に日米の退役軍人による対話を東京で本格開催することや、「会長からの書簡」として2週間に一度、戦略分析を発信する方針を示した。
続いて船越健裕外務事務次官の発声で乾杯が行われた。SEI評議員会議長の白井一成氏は、SEIが提言にとどまらず自ら行動するシンクタンクを目指すと述べ、日米同盟の深化、台湾・中国情勢の分析、認知戦への備えを三つの柱に掲げた。また、新任の評議員・研究員を紹介した。結びに小泉進次郎防衛大臣が祝辞を述べた。

SEIは、日米同盟の進化を支える人的・産業的基盤の構築を使命とする、民間・非営利・独立のシンクタンクである。今後は、グリーン博士が議長を務める「日米退役軍人ダイアログ(Japan‒U.S. Military Statesmen Dialogue)」の初開催(2027年7月、東京)をはじめ、台湾有事等に関する調査研究、防衛テックコミュニティの形成、日米の安全保障関係者の交流に注力するとしている。

SEIが掲げる重点分野は、株式市場でも関心が向かいやすいテーマと重なる。
まず、日米同盟の深化と防衛産業の人的ネットワーク形成という方針は、防衛装備品を手がける重工業・機械・電機など防衛関連セクターに関わる。日米の安全保障関係者の交流が進めば、装備品の共同開発や生産協力をめぐる議論も活発化するとみられる。
次に、「防衛テックコミュニティの形成」は、ドローン、宇宙、AI・データ解析など先端技術を持つ新興企業や素材・部品メーカーへの関心を高める可能性がある。

さらに、白井議長が柱の一つに挙げた「認知戦への備え」は、偽情報対策やサイバー防御を担うサイバーセキュリティ・情報分析関連と結びつくテーマである。台湾有事を含む地政学リスクへの調査研究とあわせ、SEIの今後の活動は、これら安全保障関連セクターの中長期的な動向を見るうえで一つの参考材料となりそうだ。

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