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リクルートHD 上場直後の株価低迷は持ち株会の売りが原因か

日経平均株価が2万円を超え、堅調に推移する日本株。投資情報サイト「東京IPO」編集長・西堀敬氏は、「今年に入ってからは大型株を中心に買われており、今後は小型株が物色対象になるのではないか」と分析するが、大型株の中にも狙い目の銘柄があるという。注目の「上がる株」について、西堀氏が分析する。

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今年1~4月に買われすぎた大型株は全般的に今後の上昇は期待しにくい。だが、需給に大幅な改善が見られるリクルートホールディングス(東証1部・6098)は、今後の株価上昇期待が大きいと考えている。

情報サービス、人材紹介、不動産、教育など多方面に事業を展開するリクルートグループの持ち株会社である同社は、昨年10月のIPO(新規上場)時には時価総額が2兆円規模となるうえに、展開ビジネスは比較できる同業他社がないという「初物」として、市場の熱い視線を集めた。ところが、株価(初値3170円)は昨年11月に高値4015円をつけた後は低迷が続いた。

その大きな売り圧力となっていたのが、最大株主である自社グループ持ち株会の売りだった。しかし、それも一巡したようで、今年4月に入って上場来高値を更新した。需給の改善とともに、いよいよ本格的な上昇期の到来が期待される。配当もしっかり出しており、特にNISA(少額投資非課税制度)口座で長期保有向きの銘柄だ。

※マネーポスト2015年夏号

マネーポスト2015年夏号 2015年 7/1 号 [雑誌]: 週刊ポスト 増刊

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