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冷夏の影響で野菜高騰の報道出るも、すでに価格は安定

にんじんや玉ねぎ、じゃがいもは安値が続く

にんじんや玉ねぎ、じゃがいもは安値が続く

 東京で連続21日、仙台で連続36日の長雨を記録し、冷夏となった今年。その影響で野菜が値上がりするという報道が、9月以降、相次いだ。しかし、実は秋口から状況は一変しているという。

「九州産のオクラが台風の影響で値上がりしているほかは、天候の影響はほぼ解消しています。長ねぎが台風で倒れたこともありましたが、全体的に大きな影響はありません」(東京・大田市場の大手青果卸売会社)

 野菜の生育状況と価格見通しについて調査する、農林水産省の生産局園芸作物課・野菜担当もこう分析する。

「夏に高値が続いたトマトも価格が落ちついてきています。秋に向けて特に安値が続くのは、昨年高値だった、にんじんと玉ねぎ、じゃがいもです」

 昨年は、北海道に3つの台風が上陸し、にんじん・玉ねぎ・じゃがいもが被害を受けた。しかし、今年はお盆前後に夏野菜が一時高騰したものの、すでに価格は平年並みかそれ以下に安定。報道に惑わされる必要はなさそうだ。

※女性セブン2017年10月26日号

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