50代は貯蓄を増やし、60代以降に備えたい
年金受給開始年齢の引き上げが迫る中、現役生活の“晩年”を迎えた50代で大切なのは、「まとまった出費」を抑えて貯蓄を増やし、60代以降に備えることだ。そのためのノウハウやお得な制度を知っておきたい。
●子供が大学に入学。学費をどうする
経済的に就学困難な学生には貸与型の「日本学生支援機構の奨学金」がある。政府は、2020年4月から低所得世帯に国立大の入学金と授業料を免除、私大は一定額を助成する方針。
●人間ドックで「がん」発見。手術が必要に
病気やケガで会社を長期間休む際は、「休業補償給付＋休業特別支給金」「傷病手当金」「高額療養費制度」などの給付対象かを確認。
●突然、会社からリストラを通告された
会社を辞める際には「未払賃金立替払制度」を、失業期間中は、「失業給付」「教育訓練給付」などの制度がある。新たに仕事に就く際は、「再就職手当」が受け取れる場合も。
●親の介護負担が重くなり、ついに妻がダウン
介護が理由の休職時は、雇用保険の「介護休業給付」が受け取れる可能性がある。
