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確定申告で要注意 子供のバイトのしすぎで増税されるケースも

確定申告では子供のバイト代にも注意

 2月16日から確定申告が始まる。確定申告をすれば、多く払った分の税金を取り戻せて還付金という名の“ボーナス”が手に入るが、子供がバイトしている場合はそのバイト代に注意する必要がある。せっかくの節税も無駄になってしまう場合があるのだ。

 今年は子供のバイト代で、親が増税されるケースが多発しそうだと、税理士の山本宏さんは話す。

「昨今の人手不足は深刻で、企業は時給を上げたり、特別手当を出したりしてバイトを確保し、バイト側もシフトを多く入れる傾向があります。子供の収入が年間103万円を超えると、たとえ高校生でも扶養親族とは認められなくなり、親は38万円あった扶養控除を使えなくなります。

 子供が19~22才なら、特定扶養控除で63万円もあった控除が0円になってしまうので、所得税率が20%の親なら、住民税と合わせて20万円近くも税金が跳ね上がってしまうことになります」

 子供のバイトのしすぎは家計に甚大な被害をもたらすので、くれぐれも注意だ。

※女性セブン2018年2月15日号

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