その会社のトップとして社員を率い、意思決定を行う社長は、数多の自社商品に誰よりも詳しく、誰よりも深く愛しているであろう。そこで本誌は、チェーン店「はなまるうどん」を運営する『はなまる』社長にイチオシの自社製品は何か教えてもらうべく、直撃を敢行した。
期間限定から定番に格上げされヘルシーメニュー
「ヘルシーなのに食べ応え抜群」と女性から圧倒的な支持を得ている『コクうまサラダうどん』。5種類の野菜が入った彩り豊かな一品は、『はなまる』代表取締役社長の門脇純孝さん(57才)もお気に入りでよく食べるという。
「もともと、期間限定メニューだったのですが、あまりにも人気が高くて、定番になりました。サラダの具と合うようにオリジナルで開発したドレッシングも自慢です」
現在、全国に415店舗を展開する同社だが、うどんは地域によって好みが違うため、苦労も絶えない。
「はなまるは讃岐ですから、コシがある麺が特徴。しかし大阪や九州はやわらかめの麺が主流。どの地域の人が食べてもおいしいと思える商品を提供するため、開発チームは月1度、会議を行っています。毎月たくさんのアイディアが出るけれど、ほとんどボツに…(苦笑)」(門脇さん)
『はなまる』の多彩なメニューは、シビアな会議を経て生まれていたのだ。
※女性セブン2018年7月12日号