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キャリア

40代芸人が過酷な労働環境を経て辿り着いた「バイトの極意」

がんばれ、ベン!

 本業での給料が少なく、アルバイトをして生活費を稼いでいる芸人は少なくない。とはいえ、せっかくなら面白いところで働きたいと思うのが芸人魂のようだ。

 一輪車パフォーマーでお笑いタレントのベン山形(43)にこれまでのアルバイト遍歴を聞いたところ、「ショーパブ、SMバー、日焼けサロン、猫カフェ、オカマバーのオカマキャスト、住み込みの新聞配達など、少しでもネタになりそうなアルバイトを選んで働いてきました」と話す。確かにユニークなアルバイト歴。今回は、ショーパブの話を聞いた。

 どうせアルバイトをするなら話題にできるようなことをした方がいいと思い、いろんな人の話を聞いたり、(特技である)一輪車ができるような環境のアルバイトを探したところショーパブに行きついたというベン。

「六本木にあり、ステージでは主にダンスショーが披露されているショーパブでした。私の仕事は、薄っぺらい女性用のパーティーコスチュームを着て、外で呼び込みをすること。ごくたまに一輪車でステージに立つこともありましたが、その分給料が上がるということはありませんでした」(ベン、「」以下同)。

 アルバイトの時間帯は20時~翌日5時まで。当時の時給は800円だった。歩合制ではなく、何人呼び込んでも給料は同じという、単純な「時給」換算。また働いていたのは真冬だったが、寒さに関係なくペラッペラの薄い衣装やふんどし姿で呼び込みをしなくてはならなかった。さすがに肺炎になりかけた時にはお店に強く訴え、グランドコート着用が認められたという。

「仕事の時間帯や内容に対して、あまりに時給が安すぎたので、勤め始めて3週間が過ぎたころ、給料アップを店に相談しました。しかし即却下。生活ができないのでその場で辞めることにしたのですが、急に辞めたせいなのか、それまで働いた分のお給料は支払われませんでした……」

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