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カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

トルコリラ円が日足でゴールデンクロス 相場転換の可能性は?

トルコリラ円相場の今後の見通しは(写真:アフロ)

 FX(外国為替証拠金取引)投資家にも人気の高いトルコリラ円相場で、日足チャートおいて移動平均線のゴールデンクロスが出現した。はたしてこれは上昇トレンドへの転換と捉えられるのか。FXのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。

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 今回は、トルコリラ円相場に関してお伝えします。まずは、ここ最近耳に入ってきたトルコに関する気になったニュースから共有させていただきます。

 トルコのアルバイラク経済大臣は、アメリカのコンサルティング会社であるマッキンゼー社と提携することを発表しました。

 トルコでは金の現物取引が盛んだと以前聞いたことがありますが、マッキンゼーからは「金を取り入れた投資信託などを始めたらどうか」といった案が出たという話も聞こえてきます。

 そうした中で、経済指標に関してトルコの貿易収支のデータが改善している点が目をひきます。7月分の貿易収支は約59億ドルの赤字でしたが、8月分は約24億ドルの赤字で、赤字額が縮小しています。

 もちろん、9月のデータでは赤字が拡大している可能性も考えられますが、トルコ経済にとってひとまずポジティブな数字ではあります。

日足のゴールデンクロスが意味するもの

 ただ、私はニュースよりも指標よりも、テクニカル分析を信頼してトレードをしています。そして9月末、トルコリラ円相場のチャートに1つ大きな変化が見られました。

 日足チャートで移動平均線(トレンド系のテクニカルツール)がゴールデンクロスになりました。日足チャートでゴールデンクロスになったのは、かなり久しぶりのことです。

 これまで「短期線と中期線はゴールデンクロスになっても短期線が長期線におさえられて下落する」という展開が長期にわたり続いていましたが、ようやく短期線が長期線を上抜きました。

 このことから、トルコリラ円相場が、下げづらい展開になってきていると考えられます。

 ただし、そうは言っても週足や、月足のチャートにおいてはゴールデンクロスには程遠い状況ですから、ここからV字型回復ということは考えづらい状況だと思います。

 しばらく上がってみたり、下がってみたりしているうちに上昇方向に向かうようになるのではないか、と私は予測しています。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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