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家計

ダイソン一強から変化 「進化する掃除機」最新トレンド

「2011年の完全地デジ移行前の家電市場はテレビなど“黒物”が主役だったが、その後は家電不況に突入。家電メーカーの開発競争が生活家電分野へと軸足をシフトし、ハイレベルな技術革新でしのぎを削り、進化しました」

 そう話すのは、カカクコムの鎌田剛さん。その“進化”とは、「全自動」「時短」「取り回しのよさ」をキーワードとした、家事の負担を減らすものばかり。

 家事の負担を軽減し、私たちの時間的ゆとりを生み出す白物家電は、今や「時産家電」とも呼べる存在に。決して安い買い物ではないが、自分のライフスタイルに合った機能が搭載されたものを選べば、長きにわたりよき相棒になるだろう。ここでは掃除機の最新トレンドを紹介しよう。

 コードレススティッククリーナーは日進月歩が著しく、今や掃除機の主流になっている。

 その主な要因は、取り回しのよさが家事の負担をグッと軽減したからにほかならない。一般的なキャニスター型掃除機は、まず押入れから出して組み立てたり、コードを伸ばしたりする作業が必要だった。一方、コードレススティッククリーナーなら、さっと出して掃除できる。コードからも解放された。

高機能化し選択肢が激増 軽さ重視のタイプも

 そもそも、従来は充電池の持ちが短くてパワーもなく、コードレススティッククリーナーはサブ的存在だった。

 そんなイメージを変えたのが、充電池の進化で稼働時間60分とパワフル吸引力を実現したダイソンの参入だ。ダイソン一強の時期がしばらく続いたが、今では欧米や国内メーカーの商品が激増し、今年は大幅に選択肢が増えている。

「昨今のコードレススティッククリーナーは、ハンディークリーナーになったり、ふとん専用クリーナーになったり、ノズルが出てきて細かい所が掃除しやすかったりと、キメ細かい使い方ができるのが特徴です」(家電コーディネーターの戸井田園子さん)

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