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【日本株週間見通し】米中首脳が顔合わせるG20控え様子見も

 ただし、日経平均の予想PER12倍の水準である21200円近辺では、押し目買いも流入しやすく、下値への抵抗感も強まっている。あとはきっかけだが、約1年ぶりに米中の首脳の顔を合わせる30日のG20首脳会議がヤマ場となりそうだ。G20に向けては事前の報道に揺さぶられる可能性もあるが、イベントを通過すればアク抜け感が広がる期待もある。22日はトヨタ自動車<7203>が反発し10月上旬以来となる75日移動平均線を上回り、ユニファミマ<8028>が5日続伸し連日の高値更新となるなど主力株、消費関連株の一角には動意も見られる。また、30日は12月にIPO予定であるソフトバンク<9434>のブックビルディング仮条件価格の発表日でもある。個別株物色が刺激されてくる可能性もある。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、27日に10月企業向けサービス価格指数、29日に10月商業動態統計、30日に10月労働力調査・有効求人倍率、10月鉱工業生産速報値、10月住宅着工統計、11月消費者動向指数、ソフトバンクの仮条件がそれぞれ発表される。一方、米国を含む海外経済関連スケジュールでは、26日に米10月シカゴ連銀全米活動指数、27日に米9月FHFA住宅価格指数、米9月S&PコアロジックCS住宅価格指数、米11月CB消費者信頼感指数、28日に米7-9月期GDP改定値、米10月新築住宅販売件数、29日に米10月個人所得・個人支出、米10月中古住宅販売仮契約、11月7日・8日開催のFOMC議事録、30日に中国11月製造業PMI、米11月シカゴ購買部協会景気指数が発表される見込み。

 このほか、国内外で予定されているイベント等としては、26日は米サイバーマンデー、米ロサンゼルス自動車ショー開幕、29日にG20財務相ワーキングディナー(ブエノスアイレス)、30日は秋篠宮様誕生日(53歳)、G20首脳会議(12月1日まで、ブエノスアイレス)、JPX清田CEO会見が予定されている。なお、G20首脳会議では、米ロ首脳会談、日米首脳会談が計画され、日ロ首脳会談も開催される可能性がある。

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