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夢真ホールディングス(2362) 「特化」で業界随一の利益率を誇る建設技術者派遣企業

夢真ホールディングス(2362)市場平均予想

tomatsu20160314

企業概要

同社は建設技術者派遣事業を主力とし、20代の若手を中心に正社員を派遣する「特定派遣」を展開しています。他にも、建設業向けおよび製造業向けのエンジニア派遣事業、2015年6月からは人材紹介事業も手掛けています。

建設業界に特化し、採用を新卒や若手など20代を中心に、特定派遣を行っているところが他の一般的な派遣会社と異なる特徴です。建築に特化している派遣企業は、上場派遣会社で唯一の存在です。

建設業界に特化し、採用を新卒や若手など20代を中心に、特定派遣を行っているところが他の一般的な派遣会社と異なる特徴です。建築に特化している派遣企業は、上場派遣会社で唯一の存在です。

建設業界はバブル崩壊後90年代に建設業界で新規採用が抑制されてきたため就業者の高齢化が進んでおり、厚生労働省「労働力調査」によると、建設業に就業する人のうち3人に1人が55歳以上の中高齢者といいます。そのようななかで、同社の派遣技術者は20代が7割を構成しています。若手は、単価が安くて健康上の不安が少ないため若い建設就業者に需要が集中しており、若い技術者を多く擁していることは大きな強みなのです。

また、営業利益率について、一般派遣会社が5%前後であるなか、12.5%と突出しています。

注目ポイント

建設業界では高齢化が進んでいる中で、コスト面やフットワークの軽さから若い労働力への需要が集まる傾向があります。この点、若手(安価)の人材を同社ほど多く擁している会社は業界内ではありません。また建築業務に特化しており、請求単価が一般派遣業よりも高い反面、若い社員を中心に派遣しているため、支払い単価を一定水準に抑制できるため、得られるスプレッドが大きい点が高い利益率を実現していると考えられます。

15/9月期第3四半期に行った稼働率を最優先した価格戦略により売上高総利益率は低下したものの、価格改定の進捗によって再度30%台の回復が見込まれています。

財務指標も健全です。有利子負債27億8600万円は、手元流動性102億5800万円で十分カバーできており実質無借金経営ですし自己資本比率は66.1%と十分な内容です。また事業利益は支払利息の62倍と安心の財務内容となっています。

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