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牛丼価格戦争、ドーナツに行列も 平成中期に流行った食べ物・飲み物

デフレの影響で牛丼の“価格破壊”が進んだのも記憶に新しい(イメージ)

デフレの影響で牛丼の“価格破壊”が進んだのも記憶に新しい(イメージ)

 洋服や音楽に流行があれば、食べ物にも流行があるのは当たり前。平成の30年間には、いろいろな食べ物が流行りました。ライターの金子則男氏が平成中期(1997~2008年)に流行した食べ物を振り返ります。

【ベルギーワッフル:1997年】
 こちらの流行は、“行列が評判を呼び、やがてブームになる”という、ひとつの流行の典型を歩んだパターンでした。大阪のベルギーワッフル店「マネケン」のワッフルが評判になって行列ができ、その後、全国にできたお店にも行列ができました。ベルギーワッフルは今でも人気があり、廃れていないところを見ると、ブームと呼ぶよりは「登場」というのが正しい表現かもしれません。

【赤ワイン:1997年】
 これまでに何度も流行の波がやって来ているのがワイン(特に赤)ですが、とりわけ大きかったのが1990年代後半の赤ワインブーム。それを後押ししたのが「フレンチパラドックス」でした。直訳すれば「フランス人の逆説」というこの言葉は、フランス人がバターやチーズなどといった動物性脂肪分をたっぷり摂っているのに、心臓病による死亡率が低いのが、科学的に説明できないこと。「どうやら赤ワインが良いらしい」という話が出て、それもあってか大ブームになりました。

【桃の天然水:1998年】
 当時、トップ歌手だった華原朋美をCMに起用して、爆発的にヒットしたのがこの商品。彼女がCMで連呼した「ヒューヒュー」という単語はさっぱり意味不明でしたが、それでも流行語になりました。近年は透明飲料が大流行していますが、いま思えばその先駆けだったのかもしれません。

【エッグタルト:1999年】
 1990年代にはティラミス、ナタデココ、パンナコッタなど、世界各国のお菓子が流行りましたが、それを締めくくったのが1999年に流行したエッグタルト。こちらはポルトガルのお菓子です。生地の上にカスタードを載せ、見た目も美しいこの商品は、マカオの人気店が上陸したことで人気を博しました。

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