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牛丼価格戦争、ドーナツに行列も 平成中期に流行った食べ物・飲み物

【恵方巻き:2000年代前半】
 ハッキリとしたブームの時期は分かりませんが、「恵方巻き」というものの知名度が飛躍的に上がったのは2000年代前半でした。コンビニやスーパーがこぞって恵方巻きを並べ、“ある方向を向き”“無言で食べきる”など、独特の流儀に挑戦してみた人も多いはず。しかし近年は、大量廃棄が問題視。今年はついに農林水産省が、需要に合った生産を呼びかける異常事態になりました。

【牛丼:2001年】
 ブームとして取り上げるのは少し違う気もしますが、この年、大きな話題を集めたのが牛丼でした。2000年から2001年にかけて、松屋、吉野家、すき家、らんぷ亭、なか卯など、牛丼チェーン店がのきなみ牛丼の価格を200円台に下げ、激しい価格戦争が勃発。“価格破壊”が大きな話題になりました。

【マカロン:2004年】
 明確に2004年かどうかは怪しいですが、この頃から一気に出回るようになったのがマカロン。卵白、砂糖、アーモンドなどが入ったフランスのお菓子です。今やデパートのお菓子コーナーなどでは定番の商品となったので、先述のベルギーワッフルと同様、ブームというよりは「広まった時期が2004年ごろ」というのが正しいでしょう。

【焼酎:2004年】
 ワインと同様、これまで何度もブームがあった焼酎ですが、2004年後の焼酎ブームは「本格焼酎」のブームでした。本格焼酎とは「乙類」の焼酎のこと。芋焼酎の『森伊蔵』や『魔王』などはプレミア価格が付く事態になり、原料のサツマイモが足りなくなるという問題も発生しました。

【メタボ商品:2006年】
 一時期盛んに使われたものの、死語になりつつあるのが「メタボ」という言葉。この年の流行語にもノミネートされた「メタボ=メタボリックシンドローム」とは、「内臓脂肪型肥満をきっかけに、脂質異常、高血糖、高血圧となる状態」のこと。メタボ対策への効果が期待できる商品が相次いで登場し、お腹周りが気になる人々が飛びつきました。

【クリスピー・クリーム・ドーナツ:2007年】
 2006年に日本に上陸し、一躍大行列となったのが、アメリカ発のドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。新宿南口にできた店舗は、待ち時間が2時間を超えることもザラで、しばらくは街の名物となっていました。

【生キャラメル:2008年】
 食のブームにタレントが携わった数少ない例がこちら。タレントの田中義剛が社長を務める「花畑牧場」の生キャラメルが大ヒットしました。それまでには無かった“口に入れた瞬間に溶け出す食感”が大人気に。今では北海道の定番のお土産商品になっています。

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