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【ドル円週間見通し】英国EU離脱でドルに資金逃避の思惑も

・3月25日-29日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)3月CB消費者信頼感指数 26日(火)午後11時発表予定
・予想は、132.0
 参考となる2月実績は131.4で1月の121.7から上昇。雇用市場の拡大や株式相場の上昇が好感されたようだ。3月についてはビジネス環境の改善に対する期待が高いこと、個人消費がまずまず順調であること、株式相場の安定などを考慮すると2月実績をやや上回る数字となる可能性がる。

○(米)1月貿易収支 27日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-573億ドル
 参考となる12月の貿易収支は-598億ドル。世界的に需要が鈍化していることやドル高の影響で貿易赤字は拡大した。1月については、輸出がやや伸び悩んでいることから、貿易収支の改善は期待できないとみられる。ただし、輸入額はやや減少すると予想されており、貿易赤字の絶対額は多少縮小する見込み。市場予想は妥当な水準か。

○(米)10-12月期国内総生産確報値 28日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率+2.3%
 参考となる速報値は前期比年率+2.6%。個人消費は+2.8%で7-9月期の実績を下回ったものの、設備投資は+6.2%に加速した。確報値では設備投資の伸びが多少鈍化することや、純輸出の寄与度がやや低下する可能性があることから、GDP成長率はやや鈍化する見込み。

○(日)2月鉱工業生産 29日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、前月比+1.1%
 参考となる1月確報値は前月比-3.4%。全16業種中12業種で低下。一部自動車メーカーの生産停止の影響があったようだが、中国向け輸出も減少した。2月については電気・通信機械工業や生産用機械工業が多少持ち直すとみられており、プラス圏に浮上する見込みだが、中国向け輸出は伸び悩んでおり、大幅な回復は期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・25日(月):(米)2月住宅着工件数、(欧)1月ユーロ圏貿易収支
・27日(水):(米)10-12月期経常収支
・29日(金):(日)2月失業率業、(欧)3月ユーロ圏消費者物価コア指数速報値、(米)1月PCEコア指数

【予想レンジ】
・109円50銭-112円50銭

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