住まい・不動産

子供が巣立ち熟年離婚、40~50代女性の物件選びの注意点

落ち着いた地で1DKでも自分の城が欲しいと考えているが…(イラスト:岩井勝之)

落ち着いた地で1DKでも自分の城が欲しいと考えているが…(イラスト:岩井勝之)

 離婚した女性が住宅を購入しようとすると、住宅ローンなどに関して様々な苦労に直面する。そんな離婚女性ならではの住宅購入の悩みや相談に、離婚女性専門不動産会社『アベリア』代表の緑川陽子さん(45才)が回答する。

【質問】子供も巣立ち、熟年離婚。落ち着いた地で、1DK程度でも自分の城が欲しい

 昨年、末の息子(23才)が社会人となったのを機に、離婚。近い将来、1DKぐらいでもいいので、自分の家が欲しいと思っています。都会から離れた田舎暮らしにも憧れますが、物件選びはどんなことに気をつけるべきですか?(49才・看護師)

【回答】今後の生活を考え、頭金、諸費用は現金払いに

 40~50代前半のお客様から多いのがこうした事例。これまで家事に子育てに仕事にと一生懸命頑張ってきて、子供も手を離れたのでそろそろ離婚しようかなという熟年離婚。ようやく手に入れたひとり暮らしを都心から離れた土地で楽しみたい、という声もよく耳にします。

 たしかに、田舎の物件であれば安く購入できるので、人気があるのも事実です。ただし、購入時には注意点がいくつかあります。

 地方は土地の担保力がないので、フルローンで買ってしまうと後々、売却時にオーバーローンになりがち。諸費用まで借り入れをして頭金もゼロ、という住宅ローンの組み方はやめましょう。その場はしのげても、その先の生活に大きく負担をかけてしまいます。

 また、借入する際は、マンションなら30平米以上、2DK以上の物件を目安にしましょう。小さすぎる物件はローンの要件に当てはまらないこともあるので注意しましょう。(緑川さん)

※女性セブン2019年4月11日号

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