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【ドル円週間見通し】米株高基調継続でドルは底堅い展開か

・4月15日-19日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)3月鉱工業生産 16日(火)午後10時15分発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる2月実績は前月比+0.1%も製造業部門は前月比マイナスだった。国際貿易環境の悪化が主な要因。3月については、2月に減少した消費財、企業設備・建設資材が増加する可能性があること、鉱業は引き続き増加する見込みであることから、全体的には増加する可能性が高い。

○(日)3月貿易収支 17日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、+3677億円
 参考となる3月上中旬分の貿易収支は-1261億円。前年同月は+1797億円で貿易収支は悪化。2018年3月の貿易収支は最終的に+7842億円。今年3月分については、前年同月との比較で輸出減少、輸入増加となっており、貿易収支は小幅な黒字にとどまる見込み。市場予想は妥当な水準か。

○(中)1-3月期国内総生産 17日(水)午前11時発表予定
・予想は前年比+6.3%
 参考となる昨年10-12月期の実質成長率は前年同期比+6.4%と、昨年7-9月期の+6.5%から伸び率は鈍化。インフラ投資の伸びが鈍化したことや、米中貿易摩擦が続いていることが影響したようだ。今年1-3月期については、政府の経済対策の効果を考慮しても、経済構造の転換期にあることや米中貿易摩擦の継続が設備投資を圧迫していることなどから、成長率はやや鈍化する見込み。

○(米)3月小売売上高 18日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.8%
 参考となる2月実績は減少。食品や建築資材で落ち込みが目立った。3月については、2月に減少した建材、食品・飲料店、電気製品の売上高が反動で増加するとみられている。雇用や所得環境は特に悪化していないことから、全体的な売上高はプラスとなる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(米)4月NY連銀製造業景気指数、(独)2月貿易収支
・16日(火):(欧)4月ユーロ圏ZEW景気期待指数、
・17日(水):(中)3月小売売上高、(欧)ユーロ圏2月貿易収支、(米)2月貿易収支
・18日(木):(米)マークイット4月製造業PMI
・19日(金):(日)3月全国消費者物価指数、(米)3月住宅着工件数

【予想レンジ】
・110円50銭-113円00銭

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