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【ドル円週間見通し】連休中の乱高下警戒も米利下げ観測後退

・4月29日-5月10日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 5月1日(水)日本時間2日午前3時結果判明
・予想は、金融政策の現状維持。
 3月会合後に公表された声明文では、経済成長ペースの減速やインフレ率の鈍化が指摘さ
れていた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回の会合で利上げ回数が年内0回に下方修正されており、今回の会合では政策金利の年内据え置きの妥当性などについて議論される見通し。

○(米)4月雇用統計 5月3日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、失業率は3.8%、非農業部門雇用者数は前月比+19万人
 直近の新規失業保険申請件数が前月同期比で若干減少していることを考慮すると、非農業部門雇用者数は3月実績と同程度の増加となる可能性がある。失業率については労働参加率に大きな変動はないことから、3月と同水準となる可能性が高いとみられる。

○(米)3月貿易収支 5月9日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、-540億ドル
 参考となる2月実績は-494億ドルで赤字額は市場予想を下回った。中国からの輸入額が減少したことが要因。3月については、対中貿易赤字額の減少が予想されるが、輸出額の増加は期待できないことから、貿易赤字額は2月実績を上回る可能性がある。

○(米)4月消費者物価コア指数 5月10日(金)午後9時30分発表予定
・3月実績は、前年比+2.0%
 参考となる3月実績は前年比+2.0%にとどまったが、データ収集方法の変更を受けて衣料品価格が大幅に低下したことが影響したようだ。4月については、3月に続いて衣料品価格の低下が予想されることから、物価上昇率は3月実績と同水準にとどまる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4月29日(月):(米)3月PCEコア指数
・4月30日(火):(米)4月消費者信頼感指数、(欧)3月ユーロ圏失業率、(独)3月消費者物価指数
・5月1日(水):(米)4月ISM製造業景況指数
・5月2日(木):(英)英中央銀行MPCが金融政策発表
・5月6日(月):(欧)3月ユーロ圏小売売上高
・5月8日(水):(独)3月鉱工業生産
・5月9日(木):(米)4月生産者物価指数
・5月10日(金):(独)3月貿易収支、(英)1-3月期国内総生産、(英)3月商品貿易収支

【予想レンジ】
・予想レンジ:110円50銭-113円50銭

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