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【ドル円週間見通し】米中の交渉進展すればドル下支えに

・6月24日-28日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)6月CB消費者信頼感指数 6月25日(火)午後11時発表予定
・予想は132.0
 参考となる5月実績は134.1。先行指標なる6月ミシガン大学消費者信頼感指数は97.9で5月実績を下回った。6月については、貿易摩擦継続の影響は無視できないものの、5月の期待指数は6カ月ぶりの高水準だったことや、賃金上昇のペースは前年比+3%レベルを維持していることから、5月実績に近い水準になるとみられる。

○(米)5月耐久財受注 6月26日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる4月実績は前月比-2.1%。自動車・同部品の受注が約1年ぶりの大きさで落ち込んだ。一次金属やコンピューター・電子製品も減少。5月については4月に減少した反動で前月比横ばい程度に戻すと予想されるが、貿易摩擦継続の影響で企業の設備投資は抑制されており、全体の耐久財受注は小幅な増加にとどまる可能性は残されている。

○(欧)6月ユーロ圏消費者物価コア指数 6月28日(金)午後6時発表予定
・予想は、前年比+0.9%
 参考となる5月実績は前年比+0.8%。4月のインフレ率は特殊要因でやや高い伸びとなったが、5月分は通常の状態に戻ったことから、インフレ率は鈍化。6月については物価上昇に寄与する項目は減少するとみられており、インフレ率は5月実績を若干上回る可能性がある。

○(米)5月PCEコアデフレーター 6月28日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+1.6%
 参考となる4月実績は前年比+1.6%。上昇率は1%台後半で推移している。5月については個人消費が特に拡大していないこと、家賃の上昇率は加速していないことから、コアPCEの伸びは4月並みの水準にとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・6月24日(月):(独)6月IFO企業景況感指数
・6月25日(火):(米)4月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、(米)5月新築住宅販売件数
・6月27日(木):(独)6月消費者物価指数、(米)1-3月期国内総生産確報値
・6月28日(金):(日)5月失業率・有効求人倍率、(日)5月鉱工業生産、(米)6月シカゴPMI

【予想レンジ】
・106円00銭-109円00銭

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