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【ドル円週間見通し】目先はレンジ相場か FOMC会合前の指標にも注意

・9月9日-13日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 12日(木)午後8時45分結果発表
・予想は、主要リファイナンス金利は0.00%、ECB預金金利は-0.50% 
 ECBは、主要リファイナンス金利を0.00%に据え置くものの、ECB預金金利を、0.1ポイント引き下げ-0.50%とする見込み。国債などの資産買い入れについては、財政に関するドイツ政府の柔軟な対応が必要不可欠になることから、今回は見送りとなる可能性が高い。

○(米)8月消費者物価コア指数 12日(木)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+2.3%
 参考となる7月実績は前月比+0.3%、前年同月比+2.2%。帰属家賃の上昇率は鈍化したが、医療費、衣料、中古車、家庭用品・家庭向けサービス、航空運賃などの伸びが目立った。8月については複数の項目が7月実績を上回る伸び率となった可能性があり、全体の物価上昇率は7月実績をやや上回る可能性がある。

○(米)8月小売売上高 13日(金)午後9時30分発表予定
・予想は前月比+0.3%
 参考となる7月実績は前月比+0.7%で市場予想を上回った。幅広い品目で売上高が増加した。ただ、7月は一部通信販売における売り上げ増加の影響があったようだ。8月については、複数の項目で売り上げは減少したとみられており、全体の売上高は小幅な伸びにとどまる可能性がある。

○(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数 13日(金)午後11時発表予定
・予想は、90.2
 参考となる同指数の確報値は89.8で速報値から下方修正された。ただ、8月のCB消費者信頼感指数は市場予想を上回る135.1。現況指数は177.2で2000年11月以来の高水準を記録しており、9月のミシガン大学消費者信頼感指数については、雇用や収入の増加が引き続き評価される可能性があることから、8月確報値を上回るとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9月9日(月):(日)4-6月期国内総生産改定値、(英)7月鉱工業生産、(英)7月商品貿易収支
・9月10日(火):(中)8月消費者物価指数
・9月11日(水):(米)8月生産者物価指数
・9月12日(木):(日)8月国内企業物価指数、(日)7月機械受注、(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産
・9月13日(金):(米)7月企業在庫

【予想レンジ】
・105円50銭-108円50銭

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