投資

森永卓郎氏 JALとANAの株主優待はどちらがお得か?

 経済アナリスト・森永卓郎氏によると、現在は緩やかな株価上昇局面が期待される環境となっており、高利回りの株主優待・配当狙いの投資法に最適の時期なのだという。

 では、どんな銘柄に注目すべきなのか。ここでは、森永氏が注目する「遊び・趣味系」「乗り物系」の優待銘柄を紹介する。

(※各銘柄名のリンクで、リアルタイムの株価・チャートが表示されます)

国内線片道50%の割引も(JAL)

国内線片道50%の割引も(JAL)

 * * *

 遊び・趣味系では、カラオケによく行くなら、鉄人化計画とシダックス。両社ともグループ店舗で使える優待券がもらえますが、その利回りはいずれも5%を優に超えす。また、両社の優待券はネットオークションでも高利率で換金できるようです。ボウリングなど複合レジャー大手のラウンドワンも、年間4000円分の割引券などがもらえ、その利回りは5%を超えます。

 不動産業が主力のレオパレス21は、単元株(100株)保有でレオパレス・リゾートホテル(グアム)の無料宿泊券が年間4枚と国内ホテル50%宿泊割引券が年間6枚もらえます。同社の優待は自分で使わなくても、ネットオークションで高換金率で取引されています。

 趣味の分野では、優待限定のトミカセットがもらえるタカラトミーと、サンリオピューロランドの優待券やオリジナル限定商品がもらえるサンリオが注目です。

 乗り物系では、飛行機を利用する人ならJAL(日本航空)。単元株(100株)保有で国内線が片道1区間50%割引になる優待券がもらえ、ネットオークションなどではANA(全日本空輸)の優待券より高い値段がついているので、換金目的でもメリットは高いです。

 いずれも自社営業路線内の運賃や料金の割引券がもらえるJR各社の中では、東日本旅客鉄道(JR東日本)が注目。割引券の割引率が20%と東海旅客鉄道(JR東海)の10%より倍高く、株価はJR東海の半値水準にあるので、優待利回りで見ると非常にお得感があります。

※マネーポスト2016年秋号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。