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頻発する「宝くじ当せん」詐欺 海外では「WHOから1億円」の偽連絡も

国内外で横行する「宝くじ当せん」詐欺の手口は?(イメージ)

国内外で横行する「宝くじ当せん」詐欺の手口は?(イメージ)

「宝くじが当せんしたので手数料が必要です」といった連絡が突然来る詐欺が、頻繁に起こっている。

 たとえば、北海道の60代男性のスマホに「数億円が当せんした」というメールが何度も送られてきた、ということがあった。男性が問い合わせたところ、当せん金を得るには、指定されたサイトの有料ポイントを購入する必要があると言われ、600万円をだまし取られたのだ。

 埼玉県でも60代の男性が、「宝くじが当せんしたというメールが来たので振り込み手数料を支払いたい」と、コンビニエンスストアを来訪。電子マネーを購入しようとしたため、不審に思った店員が警察に通報し、被害を未然に防ぐことができた。

 富山県では70代の男性が銀行を訪れ、ロト7の高額当せん情報を受け取るために24万円を振り込みたいと申し出た。こちらのケースも、窓口係の行員が上司と警察に連絡し、被害を未然に防ぐことができた。

 海外の例では、新型コロナウイルスによる損害補償宝くじの当せん者に選ばれ、WHO(世界保健機関)より100万ドル(約1億円)が支払われるという連絡が来たケースが報告されている。同様の詐欺メールが、今後は日本で出回るかもしれない。

 そもそも知っておきたいのが、銀行の窓口で宝くじの当せん金を受け取る際に、手数料が発生することは絶対にあり得ない。また、ATMや宝くじ公式サイトで購入した場合は、たとえ10億円の当せん金であっても、支払開始日から2営業日後に口座へ自動的に振り込まれる。くれぐれも詐欺にひっかからないよう気をつけてほしい。

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