家計
2021年10月5日 15:00 週刊ポスト
コロナ禍では各都道府県が電車やバスなど、「移動時の密」を解消するために苦心してきた。東京都ではターミナル駅の混雑を避けるため、リモートワークに加えて時間差通勤の徹底を呼びかけており、8月には全国知事会で夏休み中の「県境をまたぐ移動」の中止、延期を求める声明も出た。
そんななか、セレブたちは思わぬ手段で移動の自由を謳歌しているようだ。都内で建築会社を営む50代男性・A氏は、仕事の年収5000万円ほどに加え、コロナ下で各国が大規模な金融緩和を行なったのを受け、所有する仮想通貨や株式が急騰。投資による利益は年収を上回り、個人資産も10億円の大台を突破した。A氏が語る。
「この夏、箱根の高級旅館がプライベートヘリで自宅付近のヘリポートまで迎えに来てくれるサービスを始めたので、試してみたんです。東京から箱根まで40分で行けて、本当に快適な旅でした。
その体験から、プライベートヘリを一台買おうと思ってるんです。5人乗りで1億円くらい。本当はエルメスとコラボしたヘリ(10億円)が欲しいんだけど(笑)。いまはコロナの影響で、航空便の長距離路線が低迷する一方、プライベートジェット機が売上を伸ばしている。同じようにプライベートヘリの需要も高まっているみたいで、知人の経営者の中にも『ヘリ買ったよ』って人が結構いるんです。電車や飛行機と違って密にならないし、めちゃくちゃ便利だってみんな口を揃えています」
この1年で人々の生活が様変わりするなか、「ぶっちゃけ、コロナ前より良い世界になった」と言い切るA氏。
コロナは日本の圧倒的な格差を浮き彫りにしているようだ。
※週刊ポスト2021年10月8日号
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