マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

田代尚機のチャイナ・リサーチ

中国株でも「元宇宙」が沸騰、市場が注目するメタバースの可能性

2021年11月17日 7:00 マネーポストWEB

フェイスブックからメタへの社名変更を発表したマーク・ザッカーバーグCEO(同社の動画より。時事通信フォト)
フェイスブックからメタへの社名変更を発表したマーク・ザッカーバーグCEO(同社の動画より。時事通信フォト)

 中国株式市場では11月に入り“元宇宙”関連銘柄が急騰している。この聞き慣れない“元宇宙”という言葉は何を意味するのだろうか。

 実はこの言葉、metaverse(メタバース)の中国語訳だ。10月にフェイスブックが社名をMeta(メタ)に変更したことでも注目を集め、IT業界を中心に巨大トレンドとなりつつある。

 meta(超越した)とuniverse(世界)を組み合わせた造語で、インターネット上で構築される仮想の三次元空間を意味する。その空間の中で自身の分身となるアバターを操作していろいろな体験ができるのだが、今後それが単なるゲームを超えて利用範囲が大きく広がるとみられている。

 具体的には、インターネット、IoT(モノのインターネット)、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、AI(人工知能)、クラウド、3D画像描写などに関連する業務を行う企業がメタバース関連銘柄として取り上げられている。

 関連する中国企業75社で構成されるセクター指数であるメタバース指数(同花順より)は10月28日に場中で付けた907.819ポイントを底値として急騰。その後、軽い押し目を経て11月15日には1267.406ポイント(終値)まで上昇しており、この間の騰落率は39.6%に達している。個別銘柄では、たとえば、CG、VRコンテンツを製造する恒信東方(300081)は92.2%、オンラインによる中国語のデジタル出版事業を手掛ける中文在線(300364)は83.5%、それぞれ同じ期間に上昇している。

 急騰のきっかけはやはり、フェイスブックの社名変更だ。マーク・ザッカーバーグCEOは10月28日、開発者会議の席上において、事業がSNSからメタバースに広がっていることを理由に社名をMetaに変更すると発表したが、多くの中国本土投資家がこの発言に敏感に反応した。

「GAFAMの一角を占める企業のカリスマ創業者が社名に付けるほどだから、メタバースは今後、巨大市場になる」、「彼はメタバース事業を優先させると言っているので今後、この分野に巨額を投じる。そうなれば競合他社も刺激され、し烈な開発競争が繰り広げられる。市場は予想を超えた速いスピードで拡大するのではないか」などといった連想が働いたのようだ。それにいわゆる “提灯”が多く付いたことで株価は短期間で急騰したわけだ。

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

2か月で15万円の利益を狙えた?FX自動売買のドル円取引例
人気の最新FX自動売買を8選!稼ぐ投資家の秘訣も紹介

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。