スーパー「さいち」に行列する人たちのお目当ては“おはぎ”だ
ひとつ約120gと、かなりのボリューム。重さは長年の勘を重視しているが、偏りが出ていないか、ときどき抜き打ちでチェックしている
おはぎは2個入りから10個入りまである。『おはぎ あん』が定番。ほかにきなこ、ごま、期間限定の味も
約3.6mの総菜コーナーは、煮物で始まりおはぎで終わる。人気の『玉子サンド』なども並び、大盛況!
煮物の『五目煮』のサイズは大中小がある(写真は中)。13種の具材が重なり合って詰められ、下段には煮るのに一番時間がかかる大根、ふき、里いもなどが隠れている
あんは粒を少し残して食感が出るように炊く。時代に合わせてマイナーチェンジしているが、塩と砂糖の比率はここ20年変わっていない
ご飯40gに対してあん80gと、『さいち』のおはぎはあんこがたっぷり。丸めるというよりもあんこでご飯を包むように作る。量りは使わず、重さを感覚でつかみ、微調整する熟練の技
保存料なし、無添加なので賞味期限は当日中。飛ぶように売れるため、朝4時頃から仕込みを始め、お昼前までほぼ途切れることなく作り続ける
「家庭料理の延長がお総菜。だからこそ、ずっと味を追求しています」(総菜・おはぎ販売担当の武藤直利さん)
『うにごはん』は、麺つゆと酒を混ぜ込んだ「染めご飯」に、見栄えよくうにを盛り付けていく
『うにごはん』。わさびも一緒に散らしているので、好みでしょうゆをかけるだけでおいしく食べられる
おにぎりも人の手で握っているので、冷めてもふんわり
「『さいち』の味を引き継いでいきます」(代表取締役の佐藤浩一郎さん)