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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】ステップ Research Memo(7):2025年9月期は3期ぶりの過去最高益更新が視野に入る(2)

*13:27JST ステップ Research Memo(7):2025年9月期は3期ぶりの過去最高益更新が視野に入る(2)
■今後の見通し

(4) 費用見通しと採用状況について
ステップ<9795>の2025年9月期の費用については、次世代ERPシステムの更新に伴う減価償却費及び運用費の増加で120百万円を見込んでいるほか、人件費や教材費、水道光熱費が増加する見通しである。一方で、求人費や広告宣伝費については前期並みの水準を計画しているようだ。ただ、満員校舎の周辺地域にはチラシを折り込まないため広告宣伝費については減少する可能性が高いと弊社では見ている。

また、次世代ERPシステムの更新時期について当初は2025年1月を予定していたが、プロジェクトの遅延が発生しているようで、稼働時期は未定となっている。このため、関連費用の大半が2026年9月期に先送りされる可能性がある。新システムが稼働すると、本社と各校舎のデータ連携をリアルタイムで行え、情報を共有できるようになるため、事務業務の効率化が進むものと期待されている。

採用計画については、2025年春の新卒採用が30名弱と2024年春から10名程度減少したが、中途採用を含めると約40名の採用となった。中途採用については他塾のブロック長経験を有するなどの人材を採用できており、新規スクールの開設においてプラスになると考えられる。人材採用力強化に向けた施策としては、リファラル採用や採用イベントへの出展、YouTube公式チャンネルを活用した認知度向上に取り組んでいるが、新たに2025年春からLINEを使った取り組みも開始している。具体的には、卒塾生に同社のLINEに登録してもらい、アルバイト情報や就職情報、セミナー情報などを配信するなど定期的に情報発信し、大学3年生になった時にインターンシップの勧誘なども行っていく予定だ。登録者数は5月時点で数百名となっており、今後の採用増につながる取り組みとして期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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