*13:50JST 米国株見通し:底堅い値動きか、中東の緊張緩和を好感
(13時30分現在)
S&P500先物 6,111.00(+34.00)
ナスダック100先物 22,238.75(+165.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は215ドル高。米長期金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
23日の主要3指数は堅調。マイナスに沈んだ後は持ち直し、ナスダックは反発、S&Pは4日ぶりにプラスへ浮上、続伸のダウは374ドル高の42581ドルで引けた。この日発表されたPMIは製造業、サービス業とも予想を上回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)副議長の発言で7月利下げの思惑が広がり、金利安を背景とした買いが強まった。一方、イランによるカタールの米軍施設への報復が限定的だったことが好感され、終盤の強含みにつながった。
本日は底堅い値動きか。トランプ大統領はイランの攻撃について「弱かった」とし、イスラエルとイランの停戦に言及している。中東の緊張緩和に疑念は残るものの、過度な懸念の後退によりある程度買いが入りやすい展開となろう。他方、ボウマンFRB副議長はややハト派的な姿勢を示したが、パウエル議長が従来通り利下げに慎重なら金利高に転じ、ハイテクを中心とした前日の買いは後退しそうだ。ただ、消費者信頼感指数が回復基調を維持すれば買いを支える材料になる。
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