初心者でも大丈夫?ChatGPTを副業にどう活かすか(イメージ)
袋詰めやシール貼り、ミシンで縫い物……かつての副業は進化し、いまでは自分のスキルや経験を生かして気軽に稼げる方法がたくさんある。しかも、“人の手”ならぬ、“AIの手”を借りるものも。専門家がおすすめする最新副業を、本誌・女性セブン記者が試してみた。
初心者は無料版でも問題ない
物価高の影響や働き方の多様化に伴い、副業を始める人が増えている。
複業総合研究所が2025年1月に20~40代のビジネスパーソンの男女を対象に行った「複業/副業の実態調査」の副業経験者は46.7%で、2023年の約1.4倍に増加。老後資金の足しに、何かあったときの蓄えにと「私もやらなければ」と思う人もいるはず。しかし、副業をかたった詐欺も報道され、怖くて何をすればいいかわからない人も多いだろう。
そんな人こそ、生成AI(人工知能)サービス「ChatGPT」を使った副業を試すのが手だという。
「実はChatGPTを用いた仕事は、今後かなり可能性が秘められている」と話すのは、起業を支援する創業手帳株式会社代表取締役の大久保幸世さんだ。
「AIはまったく新しいツールのため、その道数十年のベテランがおらず、極端に誰かと比較されることがない。まだ誰もが手探りの分野だからこそ初心者でも仕事のチャンスがあります」(大久保さん・以下同)
特に女性はChatGPT副業に向いているという。
「女性はコミュニケーションをとるのが上手な人が多い。AIに学習させたり、AIの癖を理解して的確な指示を出し、よりよい生成が得られる可能性が高いのです」
ChatGPTとはパソコンやスマホを使ってAIに文字や音声で指示を出して、文章を書かせたり、画像を生成させる機能で、無料版とより高性能な有料版がある。全日本趣味起業協会代表理事の戸田充広さんは、「初心者は無料版で問題ない」と指摘する。
「有料版は高性能ですが、無料版でも副業をするには充分な性能があります。まずは慣れる意味でも無料版でChatGPTを使った副業を試しに始め、徐々にステップアップするといいでしょう」(戸田さん)
ChatGPTとのコミュニケーションにより脳が活性化し、認知症予防に役立つ可能性も指摘されているので、気になる人は試してほしい。