*07:16JST NY債券:米長期債相場は弱含み、市場は引き続き9月利下げを想定
8日の米国長期債相場は弱含み。報道によると、米セントルイス連銀のムサレム総裁は米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレと雇用の目標双方がリスクにさらされており、目標両方のバランスを取る必要があるとの見方を示した。「責務の双方が達成されない可能性、達成されない場合の規模、そして達成されない期間がどの程度に及ぶかについて考慮する必要がある」と指摘している。
CMEのFedWatchツールによると、8日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は90%程度。10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.00-4.25%を下回る確率は56%程度。10年債利回りは4.246%近辺で取引を開始し、まもなく4.240%近辺まで低下したが、米国市場の後半にかけて4.287%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.283%近辺で推移。
イールドカーブはまちまちの動き。2年-10年は52.50bp近辺、2-30年は109.20bp近辺で引けた。2年債利回りは3.76%(前日比:+4bp)、10年債利回りは4.28%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.85%(前日比:+3bp)で取引を終えた。
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