*07:40JST NYの視点:米7月CPIは加速見通し、消費者信頼感の改善が物価押し上げ
米国労働統計局が発表する7月消費者物価指数(CPI)は前月比で+0.2%と、6月から+0.3%から伸びが鈍化すると見られている。ただ、前年比では6月+2.7%から+2.8%へ加速する見通し。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が特にインフレ指標として注視している変動の激しい食品・エネルギーを除いたコアCPIは前月比で+0.3%と、6月の+0.2%から伸びが加速し、1月来で最高に達すると見られている。また、前年比では、+3.0%と、+2.9%からやはり伸び加速し、2月来で最大の伸びが予想されている。
過去4カ月ディスインフレを導いたと見られる以下の項目の伸びが加速したことが全体指数を押し上げると見られている。
中古車
ホテル
航空運賃
最近の消費者信頼感の改善で消費者が積極的に裁量的、耐久財商品に支出していると分析されていること、トランプ政権の関税が商品価格に影響したことが背景となる。
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