*22:06JST 【市場反応】米8月雇用統計は予想下回る、6月雇用はマイナス、利下げ観測強まる、ドル売り
米労働省が発表した8月雇用統計で、失業率は4.3%と予想通り7月4.2%から上昇し、21年10月来で最高となった。
同月非農業部門雇用者数は前月比+2.2万人。伸びは7月+7.9万人から予想以上に鈍化した。7月分は+7.9万人と、7.3万人から上方修正されたが6月分はさらに下方修正され1.3万人の減少となった。3カ月平均は+2.9万人。パンデミックによる経済封鎖の2020年6月来で最低の伸びとなった。
平均時給は前月比+0.3%と予想通り。前年比では+3.7%と、7月+3.9%から予想以上に伸びが鈍化した。労働参加率は62.3%と、予想外に7月62.2%から上昇した。
労働市場の減速が明らかになり利下げ観測が強まった。ドル売りが加速し、ドル・円は148円20銭から147円20銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1685ドルから1.1750ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3533ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・8月失業率:4.3%(・予想:4.3%、・7月:4.2%)
・米・8月非農業部門雇用者数:+2.2万人(予想:+7.5万人、7月:+
7.9万人←+7.3万人)
・米・8月平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%(予想:+0.3%、+3.8%、7月:+0.3%、+3.9%)
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