*14:05JST 米国株見通し:伸び悩みか、利下げ幅拡大に期待もインフレにらみ
(13時30分現在)
S&P500先物 6,495.25(+5.50)
ナスダック100先物 23,736.50(+52.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は16ドル高、米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
前週末5日の米株式市場は反落。ダウは220ドル安の45400ドルで取引を終え、ナスダックとS&P500も小幅安となった。8月雇用統計が市場予想を下回り、非農業部門の就業者数の伸びが鈍化したことを受けて、当初は利下げ期待から主要3指数が日中最高値を更新する場面もあった。しかし、景気減速懸念が強まると銀行株中心に売りが優勢となり、相場を圧迫。一方で、AI半導体の受注を発表したブロードコムは大幅高となり、相場を支えた。
本日は伸び悩みか。雇用情勢悪化を背景に、9月FOMCでの利下げはほぼ織り込まれており、市場では0.25%から0.50%の可能性も意識されつつある。金利低下観測は不動産や住宅株には支援材料となるが、景気の減速感が鮮明になれば金融や消費関連株に重しとなり、投資家心理を冷やしかねない。さらに、消費者物価指数(CPI)など今週発表されるインフレ指標が利下げ幅の判断を左右するとの見方が強く、指標発表前の取引では積極的な買いを控える展開が予想される。
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