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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】Jトラスト Research Memo(3):2025年12月期中間期は韓国金融事業の業績改善などにより大幅な営業増益

*15:03JST Jトラスト Research Memo(3):2025年12月期中間期は韓国金融事業の業績改善などにより大幅な営業増益
■Jトラスト<8508>の業績動向

1. 2025年12月期中間期の業績概要
2025年12月期中間期の連結業績は、営業収益60,742百万円(前年同期比7.0%減)、営業利益4,586百万円(同125.9%増)、税引前利益3,831百万円(同6.6%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益1,390百万円(同49.7%減)となった。なお、2025年12月期中間期には、連結子会社であるProspect Asset Management, Inc.を解散し、モンゴルの連結子会社J Trust Credit NBFIを売却して、この2社を非継続事業に分類したことから、2024年12月期中間期の営業収益・営業利益・税引前利益についても組み替えて記載している。

営業収益は、韓国や東南アジア金融事業において現地通貨ベースでは貸出金が増加したものの、為替が円高に振れた影響により円換算後の貸出金利息収入が減少したこと、東南アジア金融事業において資金の効率的利用のために含み益のある保有社債を積極的に売却したことにより債券の平均残高が減少して利息収益が減少したこと、不動産事業で販売用不動産における販売収益が減少したことなどにより、計画を下回る減収となった。

営業利益は、韓国金融事業では調達金利の低下や為替の影響による円換算後の預金利息費用の減少と、貸倒関連費用の減少により業績が大幅に改善したこと、日本金融事業や東南アジア金融事業が堅調に推移したことなどから、計画を上回る大幅増益となった。ただ、親会社の所有者に帰属する中間利益は、外貨建て資産負債の評価替えによる為替差損を計上したことなどにより、計画をやや下回る減益となった。営業利益の通期予想に対する進捗率は41.3%にとどまったが、第4四半期にかけて右肩上がりに増益幅の拡大を計画している。事業セグメント別営業利益については、日本金融事業、韓国金融事業及び東南アジア金融事業の金融3事業が計画を上回り、計画を下回った不動産事業や投資事業をカバーした。以上から、2025年12月期中間期の業績は、通期業績予想の達成に向けておおむね計画どおりに進捗していると評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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