*15:18JST コンフィデンス・インターワークス---2Q増収、メディア&ソリューション事業が堅調に推移
コンフィデンス・インターワークス<7374>は7日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%増の47.16億円、営業利益が同2.8%減の6.76億円、経常利益が同6.3%減の6.56億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同5.4%減の4.15億円となった。
「HRソリューション事業 人材派遣・受託」の売上高は前年同期比15.0%増の31.57億円、セグメント利益は同8.7%減の5.87億円となった。人材派遣サービスにおいては、ゲーム及びエンターテインメントの周辺領域への取り組み、商圏の拡大を企図した取り組みである関西圏及び九州圏への進出、また、取り扱う契約形態の多様化観点からフリーランスマッチング市場への参入を進め、売上基盤の拡大に継続して努めてきた。2025年4月には大阪を拠点にクリエイター専門の人材サービスを展開するレッツアイを連結子会社化し、Web職種をはじめとした職種の多様化に努めると共に、関西圏の顧客基盤の拡大を図り、2025年7月にはテレビ番組制作業界において人材サービスや業務受託を展開するBRAISE並びにジーズ・コーポレーションを連結子会社化し、映像制作業界へ進出している。また、クリエイター配属数を増加させるため、新規取引先の開拓に加え、既存取引先の部署別・タイトル別開拓を行うことにより、受注案件数の拡大を図っている。受託サービスにおいては、主にゲームタイトルのデバッグ業務を受託しており、守秘性が高いことから、新宿区に専用オフィスを設置している。現在稼働中の案件は安定的に推移しており、人材派遣事業との連携を図り、新規案件のリード獲得数増加に努めている。
「HRソリューション事業 人材紹介」の売上高は同4.2%減の7.91億円、セグメント利益は同9.3%減の2.88億円となった。採用ニーズの高い既存取引企業向けの専任アカウンティングチームを編成、中小企業を中心とした新規企業の開拓を継続している。AIも活用し一人の登録人材に対する提案求人数を拡大し生産性を向上させている。
「メディア&ソリューション事業」の売上高は同1.2%増の7.72億円、セグメント利益は同9.6%増の2.77億円となった。メディアサービスにおいては、「応募者対応」への組織的な拡充強化に努め 、希望条件に合った求人案内や面接対策・書類作成支援など転職応募から面接・採用に至るまでの応募者対応サービスを展開している。SNSを活用した集客プロモーションとコミュニケーションツールの導入を進め、求職者との接点量拡大とLTV向上によるユニークユーザー数の拡大を図り、集客チャネルが多様化する中で集客効率の高いチャネルを見極めて費用投下し、緻密なアロケーションを実施することで広告プロモーション適正化を図っている。採用支援サービスにおいては、業務シェアリングとプロジェクト間の人材ローテーションを実施し、業務プロフェッショナル人材の育成に取り組んでいる。
2026年3月期通期については、売上高が前期比22.7%増の103.00億円、営業利益が同15.1%増の15.00億円、経常利益が同13.2%増の14.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.1%減の9.45億円とする8月8日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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