*17:30JST 10日の中国本土市場概況:上海総合指数は強含み
10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比21.04ポイント(0.53%)高の4018.60ポイントと反発した。
米中貿易摩擦の緩和がプラス材料だ。米中両政府は11月10日、互いにかけた追加関税を引き下げる。そのほか、米国は中国船などに対する入港料の徴収も10日から1年間延期。中国はガリウムやゲルマニウムなどレアメタル(希少金属)の米向け禁輸措置を停止する。
業種別では、消費関連がしっかり。中国旅遊集団中免(601888/SH)、酒造の舍得酒業(600702/SH)、乳製品の北京三元食品(600429/SH)が10.0%高。金融株も強含み。上海銀行(601229/SH)が2.3%高、中信銀行(601998/SH)は1.5%高。
ただ、ハイテク関連はさえない値動きとなった。広東生益科技(600183/SH)が4.1%安、廈門法拉電子(600563/SH)は3.9%安、曙光信息産業(603019/SH)は3.8%安。
なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.56ポイント(0.22%)高の257.94ポイント、深センB株指数が7.38ポイント(0.56%)高の1321.35ポイントで10日の取引を終了した。
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