*07:47JST NYの視点:米11月NY連銀製造業景気指数は1年ぶり高水準、労働市場持ち直した可能性も示唆、ADPで確認へ
米11月NY連銀製造業景気指数は+18.7と、10月+10.7から低下予想に反し上昇し、昨年11月以降1年ぶり高水準となった。2カ月連続のプラス。11月3日から10日の間に調査は実施された。
政府機関再開により11月の指標として初めての指標のひとつとなった同指数は経済が堅調な証拠となった。重要項目の新規受注や出荷の著しい伸びが指数を押し上げ。強い需要で雇用も改善した。物価は低下基調にあるものの、引き続き高止まりとなった。平均労働時間は7.7と年初来で最高となった。3カ月ぶりのプラスと、労働市場の持ち直しの可能性も示唆された。一部、連邦準備制度理事会(FRB)高官が労働市場よりもインフレ対処に焦点を置きたいとしている見解を後押しする結果となった。明日18日には民間指標となるADP週次雇用者の暫定数が発表されるため、労働市場の最新の状況をさらに確認していく。
◇米11月NY連銀製造業景気指数:18.7(10月:10.7)
新規受注:15.9(3.7)
仕入れ価格:49.0(52.4)
販売価格:24.0(27.2)
出荷:16.8(14.4)
雇用:6.6(6.2)
受注残:-5.8(-3.9)
週平均就業時間:7.7(-4.1)
入荷遅滞:7.7(3.9)
在庫水準:6.7(-1.0)
6か月先
景況指数:19.1(30.3)
仕入れ価格:62.5(65.0)
販売価格:41.3(43.7)
新規受注:23.3(34.9)
出荷:23.3(31.6)
入荷遅滞:1.0(5.8)
在庫水準:8.7(7.8)
受注残:1.0(5.8)
雇用者数11.9(7.5)
週平均就業時間:5.8(9.7)
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