*18:25JST 18日の中国本土市場概況:上海総合は3日続落、景気先行きの不透明感などで
18日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比32.22ポイント(0.81%)安の3939.81ポイントで引けた。
上海総合指数はこの日約4週ぶりの安値水準を記録した。景気先行きの不透明感と対外関係の悪化懸念が重荷となり、相場全体に慎重姿勢が強まった。景気指標の停滞や外部環境の緊迫が投資家心理を冷やし、利益確定の動きも散見された。特に、主要資源セクターや金融・保険関連に売りが波及した。一方で、長期的な構造改革や半導体関連の技術投資の継続性に関して下支え材料も確認できたが、当日は明確な買い戻し主体には至らなかった。
セクター別では、不動産の下げを目立った。光明地産(600708/SH)が5.3%安、華麗家族(600503/SH)が4.8%安、金地集団(600383/SH)が4.5%安、中華企業(600675/SH)が3.9%安などとそろって軟調な展開が続いた。
また、非鉄金属なども安い。中金黄金(600489/SH)が3.5%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.0%安となった。
半面、半導体の一角が逆行高。嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.3%高、瑞芯微(603893/SH)が2.1%高、上海貝嶺(600171/SH)が2.0%高となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.25ポイント(0.49%)安の255.70ポイント、深センB株指数が13.03ポイント(0.99%)安の1302.73ポイントで終了した。
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