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FiscoNews

【オープニングコメント】売り一巡後も押し目買い意欲は強まりにくい

*08:36JST 売り一巡後も押し目買い意欲は強まりにくい
 21日の日本株市場は、売り先行で始まった後も押し目買い意欲は強まりにくい相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが386ドル安、ナスダックは486ポイント安だった。エヌビディアの予想を上回る決算が好感されて買いが先行して始まった。しかし、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言で利下げ期待が後退したほか、エヌビディアが下落に転じたことで持ち高調整の流れが強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1465円安の48455円、円相場は1ドル=157円40銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、ギャップダウンで始まることになろう。注目されたエヌビディアの米国市場での反応だが、一時5%あまり上昇する場面もあったが、その後下落に転じたことで、半導体・AI関連株を中心に持ち高調整の売りが広がった。日経225先物はナイトセッションで一時50230円と25日線を上回る場面もみられたが、その後の急落でボリンジャーバンドの-1σを割り込んでおり、前日の急伸部分をあっさり打ち消している。

 昨日はアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>などを中心に半導体・AI関連株への資金集中の動きが強まったが、この動きのリバランスによって下へのバイアスが強まりそうだ。今週の大幅な値動きによる乱高下で積極的な売買は手控えられやすく、3連休前であることで押し目を拾う動きを慎重にさせそうである。米国市場では暗号資産(仮想通貨)の下落も投資家心理に影響を与えたようである。

 仮想通貨関連株などは直近でリバウンドをみせていたが、再び下へのトレンドが強まるようだと個人主体の中小型株などへの物色も手控えられそうだ。まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、日経平均株価は19日につけた48235.30円を割り込まなければ、バリュー株などには資金が向かいやすくなるだろう。

<AK>

fisco

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