*13:59JST unerry---独自調査で大阪・関西万博の集客における全国波及のプロセスを人流ビッグデータで解明
unerry<5034>は19日、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を用いて、大阪・関西万博における来場者の行動データを分析し、各都道府県からの初回来訪タイミングとリピート訪問の傾向に基づいて、開幕当初の万博熱の広がり方の分析結果を発表した。
調査によると、最も早い初回来訪中央日(初回来訪者の半数が訪れた日)を記録したのは大阪府で7月2日、最も遅かったのは高知県で8月11日となり、都道府県間で40日間の開きが見られた。開幕初期は関西圏に熱量が集中し、その後全国へと拡大した。お盆以降は全国で初期波及が完了し、集客の中心は新規来場者からリピーターへと移行した。
平均来訪日数では大阪府が3.46日でトップとなり、奈良県2.40日、兵庫県2.31日と関西勢が上位を占めた。一方で、初動の遅かった東京都・千葉県・埼玉県といった大都市圏も、平均来訪日数で上位に食い込み、リピーターの存在感が浮き彫りとなった。さらに、大阪府居住者の約40%が2回以上の来場を行っており、そのうち7.3%は10日以上来訪する「超熱狂層」として万博への強い関心を示した。
この分析により、万博熱は地元・関西から始まり、徐々に全国へと波及し、リピーター主導の継続的な集客構造が形成されていたことが明らかとなった。
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